華やかな賑わいと静かさが同居する~湘南平

2020年12月10日(木)         【11月27日~12月10日】
ikuko
 稜線の坂道に立つイロハモミジの樹下に入り撮るが、その光が織りなす色合いをうまく捉えることができない。見た目はほんとに美しく輝くばかりなのに。
 12月に入った。7日は24節気の「大雪」だったが真冬と言う感じはしない。それでも冬枯れの様相が増してきた湘南平にも紅葉の季節が訪れている。しばし眺めているとやはり足を停めてカメラを向ける人もいて「きれいですね」と言葉を交わせば楽しくなるし、落葉の前の鮮やかさを愛でるいっときに感謝したくもなる。
 その一方で足元の野草や木々は次の世代へのバトンタッチの用意をしている。それぞれが、結実した種子や果実が匂うばかりにどれも風情ある色合いで私を魅了する。表題はそんな今の季節を思って表して見た。季語で言えば「山粧う」と「山眠る」の入口あたりか。

 「・・人生の黄昏に足を踏み入れると、今という瞬間に充足し、その刻々の変化に、生きているという感触を得るようになる・・」⦅朝日新聞12月10日【折々のことば】これは鷲田清一が以下を取り上げて解説した文章。 「年を取るというのは、年輪や殻が厚くなることではなくて、水に落ちた物体の、どこまでも拡がって行く波紋に似たものであるといい」(吉田健一『わが人生処方』から)⦆
 これをきょう読んで琴線にふれた思いがしたし、とても共感できた。そして、きょうはその言葉を胸に歩いたのだった。
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               【11月27日】
キッコウハグマが開花している場所を知り合いに教えてもらいいつもの稜線を外れた場所に向かい見つけた~風があってうまく撮れないがとても嬉しい~花びらは9㎜と小さい
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近くを探すと大株がたくさんあってみな咲いたらみごとだろうと思った~来年が楽しみ~常連のNさん改め善兵衛さんの情報もありフィールドが広がった
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               【12月1日】
カマツカが黄葉してきた
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ヤブラン平奥のイイギリが遠目にもひとりで赤くなっているのが見える
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あなたは?モズかも~頂上にて
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コクサギが種を見せていた~果皮が2裂する際にはじき出されると言うが・・
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               【12月3日】
カマツカが好きな朱赤になった
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ノササゲがその実をはじいて空を写す~この時を待ってたよ~淡い藤色の鞘から艶のある濃藍色した果実が飛び出すさまは絶妙の色合い
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好きでしょ?と善兵衛さんに案内してもらった場所にオケラのドライフラワーが~いいね!この風情好きよ
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その帰り道に呼ばれた気がして振り向くと~コマユミの葉が目に入る~紅に朱が入り葉脈には黄緑が残るという美しさ~さすがニシキギ科
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ハキダメギクと命名され調べたら牧野富太郎が世田谷の掃溜めで初めて見つけたと言うがちょっと考えてもらいたいなぁ~その白い花びらはまるで幼子が「さんさい!」と指を折り、自分のことは何でもできるよとその年齢を自慢げにして小さな手を伸ばしているような可愛らしさ~3㎜くらいか
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サネカズラ集合果~稜線上に何本かあるのだが、その楚々とした花(9月初め開花)を探していてもなかなか見つからないでいた~初めての場所でその果実を見つけられて嬉しい
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               【12月4日】
花水広場に行く途中カラスウリが目に留まる
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ノササゲは前日の姿から変わって、まるで楽しく踊っているようだった
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硯池のサザンカもその花びらを散り敷いている
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蝶の吸蜜に活躍したね~人間には嫌われ者のコセンダングサ種子は鍵がついていて運んでもらえるようになっている~頂上では除草が進む
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スイカズラ果実は若いうちは濃い緑で黒色に変わっていく
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               【12月6日】
花水広場のコブシは冬芽に毛皮をつけて暖かそう
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ヒヨドリジョウゴを地獄沢コースで見つければ稜線で見るよりなんとなくシン!とした気持ちになるから不思議
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そしてハダカホウズキも
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続けてイヌホウズキ
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トップの場所のイロハモミジ紅葉が見ごろになって来た
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プレートを見る~以呂波にほへとちりぬるを・・
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樹下に入れば陽光を受けて鮮やか
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               【12月7日】
善兵衛さんに教えられてニリンソウ群生地に行く~季節外れの花が2株咲いていた
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ケヤキ広場にて見上げる
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ムラサキシキブが葉を落とし始めている
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               【12月8日】
またパチリ
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少し下った所にあるイロハモミジ
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その下に入れば
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カマツカ紅葉~いいなぁ~刻一刻と変わってい行く自然の妙を思う
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女坂男坂合流点に大モミジの様子を見に行く~1週間前はまだ青々としていたのがやや見頃になっていた
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そして、見上げると~ややっ!~天空にばんざいするようにして見えるのは
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柿の木だ~渋柿らしい
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道にイタヤカエデの落葉が散り敷かれていたので探したら奥に見つけた
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頂上の駐車場に続く階段を飾る
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頂上付近にはキツネノマゴがまだ残る(花期は8月から10月)花びらは8ミリくらい~下の方は果実かも
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そして、浅間山に戻ると~ジョウビタキらしき野鳥が胸から腹へのふくふくとしたさまを見せて愛くるしかった
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【秋から冬にかけて小さな赤い実をつける植物がお正月の縁起物とされるが、湘南平でも見られるものを並べて見ることにした】

一両(アリドオシ)湘南平にはオオアリドオシが見られる
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ちなみにこれは2年前の5月に撮影したもの
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十両(ヤブコウジ)
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百両(カラタチバナ)
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千両(センリョウ)
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万両(マンリョウ)
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億両(ミヤマシキミ)これは丹沢で撮影~湘南平にはないと思う
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