夏蝶は高く飛ぶ~湘南平から

2018年7月11日(水)           【6月27日~7月11日】 ikuko  高みを飛翔してなかなかその姿を近くでみせてくれないアオスジアゲハがようやく目の高さに現れた。  関東地方では6月29日に梅雨が開けて暑い日が続く。それなのに七夕を跨いでの西日本豪雨は未曾有の大災害をもたらした。ただオロオロするばかりだ。心からのお見舞いを申し上げたい。  それでも歩いた湘南平から伝え…

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仰ぎ見る青葉時雨の冷たさに~湘南平から

2018年年6月24日(日)           【6月4日~24日】 ikuko  ふわふわ・・ツィーツィーと翅を広げて滑空するアサギマダラはユウガギクに吸蜜のため止まった。思いもよらず現れたあなたに会うとドキドキするよ。  関東では6日に梅雨入りとなり、その梅雨空と夏の陽ざしを繰り返して21日には夏至を迎えた。そして、短い夜が続けば祈りの夏が来る。23日は沖縄慰霊の日。中学3年生が自作…

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ホトトギス鳴いて蝶が舞う~湘南平②~ウラゴマダラシジミ観察会

2018年5月29日(火)               【5月20日~29日】 ikuko  ウラゴマダラシジミ。ヤマウコギに休む。前回一人で初見してから2日後にまた一人の時に出会う。ヤマトシジミよりは少し大きく、飛翔中は表翅の青紫が揺れて美しい。緑の中のあなたは毅然としている。  20日に、回遊さんの蝶仲間が上村さんも含めて6人、このウラゴマダラ観察に見えた。さすが、蝶目を持つ人がすぐに…

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ホトトギス鳴いて蝶が舞う~湘南平①~アサギマダラに会う!

2018年5月29日(火)               【5月2日~19日】 ikuko  ゼフィルスと呼ばれるシジミチョウの仲間のアカシジミ。ゼフィルスは年一回、初夏から夏にかけて成蝶になる、貴重な蝶のことをいうようだ。10日に初見だった。大喜びした。  今年は花も早いが蝶も産まれるのが早い。ということで、このごろは蝶目当てで歩くことが多くなった。そして、19日にアサギマダラに会えたのだ…

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若葉が萌える~湘南平

2018年4月30日(月・休)晴れのち曇り         【4月2日~30日】 ikuko  昨年初めて同じ場所で教えてもらったツリバナ。今年は昨年より3週間早い開花だ。樹林帯の中で暗い中にあって清楚な明るさがある。  花吹雪が舞ってからもう次の季節に移り、車中から眺める湘南平の山は春紅葉も終わった。緑の色も日に日に濃くなっていく。蝶はといえばそれを喜ぶかのように飛翔し始めた。私は他の常…

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春ら・ら・ら~湘南平

2018年4月1日(日)はれ            【3月6日~4月1日】 ikuko  林の山桜は散り始めて、花吹雪の舞いは華やかにも、儚くも思える。その表情はさまざまで、あるかなきかの風に蝶の飛翔にも似たひらひらと舞うさまや、一陣の風にまるで大粒の雪が落ちてくるようなさまを見せてくれる。しばらくは見惚れてしまう。  3月は6日以降は25日まで歩けなかった。急に暖かくなり嬉しいやら気ぜわ…

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「草木萌え動く」~湘南平から

2018年3月4日(日)はれ           【1月28日~3月4日】 ikuko  湘南平では先月は私には見るべきものが少なかったが、ようやく芽ぶきを感じられるころとなった。トップ写真はセリバオウレン。2月末に仲間と他の里山を歩いて愛でてきた。高さ7㎝ほどの花茎の先に直径1㎝ほどの楚々とした花をつける。仲間と一緒に歓声を上げた。  表題は24節気の「雨水」末候を言う。新暦では3月1日…

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葉痕とゼフィルス越冬卵の季節に歩く~湘南平

2018年1月23日(火)はれ            【1月1日~23日】 ikuko  大寒の頃となり一年で最も寒い時期になった。雪国では昨年の何倍もの積雪が伝えられ、その苦労は想像を超える。アメリカでも寒波が報じられナイアガラの滝が凍結していると言う。地球はどうなっているんだろう?と考えていたら、きのう22日は関東でも大雪と言われる降雪があった。湘南平は白い世界かしらん・・白い羽毛のよう…

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冬至に気づく河津桜開花~湘南平から

2017年12月22日(金)晴れ ikuko  陽の射す頂上では河津桜の開花が始まっている。きょうは冬至。一年で最も日中の時間が短いとされる。だが、これからが冬本番だ。それでもこの開花を見れば気持ちがほっこりとする。  きょうは回遊さんの蝶仲間で師匠の上村文次さん、友人のKさんと初めのうちご一緒した。上村さんは「鎌倉広町緑地に舞う蝶」など2冊の著作があり、その生態に詳しいかただ。なので、終…

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落ち葉焚きの季節に水仙香る~湘南平から

2017年11月28日(火)           【10月27日~11月28日】 ikuko  10月30日に木枯らし1号が吹き、その一週間後には立冬になった。落ち葉を集めてたき火をするなど今はできないが、昔は♪垣根の垣根の曲がり角焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き~♪と歌ったものだ。湘南平でも落ち葉が増え、花々の色合いは失せて初冬の支度をしているかのようだ。その中にあって、日本水仙が数日前から咲き…

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寒露から柿ころころ霜降へ~湘南平から

2017年10月24日(火)くもり              【10月2日~24日】 ikuko  10月は長雨や台風の影響で訪問が間延びし、表題のように季節の移ろいがはっきりと見えるようになり、つるべ落としに秋の深まりを感じるころとなった。この時期の草本花は白い花が多いと感じ、今までの小さな花たちは実を結んでいくのがわかる。陽ざしがあれば蝶の飛翔を見るが、雲が厚いとそれも姿を見せないので淋…

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出会いが出会いを呼ぶ~湘南平から

2017年10月1日(日)曇り時々晴れ ikuko他  頂上では陽が射し、この時期にしかいないよ、と教えられたウラナミシジミが舞い、美しく波立つような裏翅を見せてくれた。  きょうは、晴れ予報なので蝶に会えるかなぁ~と思っていたところ、回遊さんとその先生(鎌倉広町で観察会を行っている。)も頂上で待ち合わせしていると聞き、楽しみにして出かけた。途中で会った箱根メンバーとともに頂上に向かうと、…

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ふと仰ぐ空の高さに心透く~湘南平から

2017年9月30日(土)曇り時々晴れ          【9月15日~30日】 ikuko 暑さ寒さも彼岸まで、と言った人には感心する。今年も彼岸の入りには秋風が立ち季節の移ろいを感じられるころとなった。足元からは虫時雨が、せつないようなそれでいてさわやかな大気を感じさせてくれるかのように響く。さらには、秋の雲が高い空を飾る。そんな湘南平から伝えます。                …

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ようやく秋めいて~湘南平から

2017年9月5日(火)はれ ikuko  キツネノマゴの花に吸蜜するヤマトシジミ。翅が少し欠けている。  8月はほとんど湘南平を歩くことができなかった。9月に入りようやく厳しい暑さが過ぎて行った感のある大気になってきた。常連さんに会って、ブログ書いてないね、と言われてしまった。覗いてくれている人がいると思うと嬉しい。それでは・・っと、夏の名残と、9月はトレーニングを兼ねて歩き始めた湘南平…

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飛翔する蝶の季節に「生きろ!」~湘南平から

2017年7月28日(金)                【24日~28日】 ikuko  7月24日、キアゲハの「生きる意味」の営みに遭遇して感動した。一対のキアゲハにあとから2頭がやってきたのだ。スゴイものを見たと思ったし、きょうのタイトル「生きろ!」は『もののけ姫』(スタジオジブリ作品)のキャッチコピーなれど、恥ずかしながらそれを使わずにおれなかった。わが身に言って聞かせたかったのだ。…

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梅雨開けて木陰を歩く~湘南平から

2017年7月19日(水)はれ           【6月23日~7月19日】 ikuko  カラスウリの花が閉じている。その白さに夏を感じる。花開くのは夜なので、開花状態は見ることは叶わない。この花に出会って季節の移ろいを感じる。  久しぶりに歩く。前回歩いてから2週間余りが経っていた。いろいろな都合で来られなかったが、相変わらずの木陰の多さに心地良く、麓の暑さを忘れさせてくれたのだった…

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緑陰の心地よさが嬉しい~湘南平から

2017年6月18日(日)くもり              【6月3日~18日】 ikuko  ヤマアジサイの装飾花(ガク)の真ん中にも花が咲いている。今まで気づかなかった。その花びらと雄しべがかわいい。  この季節にはいつも訪れて清々しい風を吹き込んでもらう地獄沢コースのヤマアジサイ群落。羽虫が出るころでもあるので、その開花を見たら違うコース取りをしていた。今年は花火のような花を待ってい…

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ホトトギスの初音を聴く頃に~湘南平から

2017年5月27日(土)晴れ              【5月15日~27日】 ikuko  5月24日に出会った羽化したてのアカボシゴマダラ。幼虫の頃から常連さんたちと見守ってきたから嬉しい。見つけた時より上に歩いて!登っている。翅は閉じていたのを開く回数が多くなった。乾かしているのだろうね。ちょうど、仲間2人が偶然通りかかり、まるで保護者のように3人で喜び合う。一人よりずっと楽しい。き…

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初夏に木の花を楽しむ~湘南平から

2017年5月9日(火)くもり              【5月5日~9日】 ikuko  この時期には白い木の花が目立ってくる。連休とあって山頂付近は家族連れでにぎわっていたが、東のルートは静かに歩くことができる。そのはずれの展望地で5日に撮影したカマツカの花。陽を浴びて輝くばかりに咲き誇る。  この頃は花や蝶の情報をもらって探して歩くことが多くなり、トレーニングはどこへやら・・。午前中…

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若草を愛でながら歩く~湘南平から

2017年4月26日(水)くもり          【4月15日~26日】 ikuko                   初蝶を追ふまなざしに加はりぬ       稲畑汀子  春うららの季節も足早に通り過ぎていく。天気は短い周期で晴れ曇り雨を繰り返す、きょうこの頃。  蝶は、頂上や林で陽ざしがあると何匹も見かけるようになってきた。くるくると回って2匹が戯れていると思いきや、それはテリト…

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花曇りに歩く~湘南平から

2017年4月12日(水)くもり ikuko                   中空にとまらんとする落花かな      中村汀女湘南平も桜満開の頃となり、花曇りの中でも思いのほかたくさんの桜を楽しむことができた。また、きょうの風に散らされている花びらがはらはらと舞うさまを眺めやるのも、その香りが微かに感じられるのも、桜文化ならではと、堪能することができた。頂上南斜面では蝶も何匹か嬉しそうに…

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かすみか雲か~湘南平から

2017年4月6日(木)くもり ikuko                春の海ひねもすのたりのたりかな    蕪村きょうは南風に吹かれて、頂上の北側斜面の山桜の様子を見に下った。昨年教えてもらって素晴らしかったからだ。まだ、満開の時期ではなかったこともあり、昨年の陶然とするような眺めではなかった。それでも浅間山をバックに山桜が咲き誇っている姿は春風を呼ぶようだった。  蕪村の句をひかせて…

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ウグイスの初音を聞いた~湘南平から

2017年3月25日(土)くもり時々はれ ikuko  ヨゴレネコノメソウかどうか自信がなかったが、仲間の詳しい人に聞いて、そうでしょう~と返事をもらって落ち着いた。  きょうは「湘南の森」活動日。頂上の集合前に、気になってまた群生地にやってきた。目に優しい色合いが嬉しい。雄しべの赤い葯から花粉を出し始めている。しゃがんでしばらく眺めやる。  10日ほど湘南平に来られない日が続いたが、気…

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湘南平~「吉野 弘」の詩を読む(茨木のり子)

2017年3月4日(土)曇り                 【2月14日~3月4日】 ikuko               「詩のこころを読む」 茨木のり子著 岩波ジュニア新書から                            生 命 は         吉野 弘             生命は             自分自身だけでは完結できないように      …

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湘南平~立春のあとに余寒アリ

2017年2月12日(日)晴れ             【1月28日~2月12日】 ikuko 立春は過ぎても寒の戻りは例年通り。9日と10日には神奈川北部や湘南でも降雪があり、寒さにからだを丸めた。それでも、湘南平の頂上では陽が射せば春の陽気となり、トップの写真(8日)のようにメジロが花蜜を求めて賑やかに飛び回っていた。ところで、鳥の花蜜の吸い方はそれぞれで、メジロは花びらの中に顔を突っ込…

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湘南平~暦より早い早春の花が咲く

2017年1月21日(土)はれ            【1月10日~21日】 ikuko  きのう20日は24節気の「大寒」だった。一年で最も寒いころとなったが、それでも「日がしだいに長くなり、春へ向かう時期でもあります」(「日本の七十二候を楽しむ」文・白井明大)と書いてあり、もうすぐ立春だな、と思う。  頂上南の地べたには陽を浴びてトウダイグサが輝き始めていた。暦とはうらはらに早く咲き始…

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あけましておめでとうございます~湘南平から

2017年1月1日(日)はれ ikuko                  今年もよろしくお願いします 頂上の展望台からの富士山。きょうは28日より融雪が進み、宝永山の積雪はなくなっていた。昨年同様、少ない積雪だ。  いつもは時間を気にしながらなので、きょうは正月らしくゆっくりと歩きたかった。それもあって帰り道には野鳥の様子を眺めて、楽しいひとときを過ごせた。 地獄沢コースから花水広場に…

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「自力で時の流れを遅くする」・・湘南平から

2016年12月28日(水)はれ             【12月17日~28日】 ikuko きょう、頂上南側のあまり歩かない道で初めて見た椿。各地で独特の品種群があり、2000種類はあると言うから、お名前知らず。  もう今年も終わりに近づいた。年々時間が速く過ぎていく・・。今年はいろいろな出会いや学びがあり、いい経験をさせてもらいました。感謝します。  タイトルの「自力で時の流れを遅…

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木の葉時雨の後に歩く~湘南平から

2016年12月15日(木)くもり ikuko  湘南平にも冬の足音が聞こえてきた。昨日は雨が降り、色の付いた見るべき花や葉、実は目立たなくなってきた。そこできょうは、葉痕を目当てに歩いた。まだ冬芽が出ていないものもあるので、形としてははっきりしない。葉が散ると木の名前がさらにわからなくなるのは、私の常。トップ写真は、頂上にある大島桜の葉痕と冬芽。【かがくのとも絵本「ふゆめがっしょうだん」(…

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「そらさむくふゆとなる」ころに~湘南平から

2016年12月9日(金)               ikuko 【12月5日】林に向かう途中のイロハモミジの紅葉が折からの陽を浴びて美しかった。いつもと違うアングルで撮ってみた。木は地面から二股になっていることに初めて気づいた。  タイトルは「日本の七十二候を楽しむ」(文・白井明大)から。7日は24節気の「大雪」だった。その初候を「閉塞く冬と成る」と書いてあった。それを用いさせてもらっ…

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