入笠湿原~蝶に遭いに行く

2020年9月2日(水)晴れのちガス
ikuko、kazu   (追加しました。最後に5日「天声人語」を載せ、想いを書きました。)
 入笠湿原は花と蝶の宝庫と言われ、昨年は蝶仲間が出かけて美しい画像を送ってくれて私も行きたいと思っていたが、今年の酷暑に二の足を踏んでいた。9月に入り気持ちが落ち着き、湿原の標高は1700m余りだよなぁ・・と急に思い立って出かけることにした。
 そして!目的の一つ、クジャクチョウの初見を果たすことができて興奮した。(松虫草に吸蜜のトップ写真)ヒョウモン類や珍しいセセリチョウも見ることができたが、できればアサギマダラやキベリタテハにも会いたかったなぁ・・。キベリタテハの食草は白樺だと後で調べて知った。基本は食草を頭に入れることだ。下調べの悪いこと。もっと湿原を歩いてみれば良かったが、偶然山彦山荘の近くでkazuさんに会い入笠山に向かうことになった。
 画像を見て、「これだけのために来たの?」とあきれられた。いいのいいの。私は満足。今回はkazuさんにアッシー君を頼んだ。私の登りはゴンドラ、とほほ・・。子どもが小さい時からハイキングや山スキーで何度も踏んだ入笠山。本来は山頂からは360度の展望が得られ、百名山のうち22座が見られるらしいが、ちょうどガスに包まれてしまった。それでもハイカーは何組も登っていった。私はkazuさんと分かれ、そのお花畑の斜面をゆっくりと歩き蝶を探した。久しい非日常になった。
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富士見高原パノラマリゾート8:10~20-山麓駅8:30-ゴンドラ山頂駅8:50-入笠湿原入口9:20-山彦荘近く10:00-入笠山斜面ーマナスル山荘11:00~30ー沢入駐車場12:50
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ゴンドラのあるスキー場まで送ってもらい、kazuさんは沢入口へ移動~私はゴンドラ(コロナ対策でチケット売り場では住所と名前を書かされ、ゴンドラ内では乗車中もマスクをする)を降りてから案内に従い歩く~帰りも自分はゴンドラのつもりだったので、北側から遠回りに歩く~しっとりとした山道だった~遊歩道だからか地形図には道が書いてないのでちょっと不安
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レンゲショウマが残る~ロープの中に咲いて撮りづらい
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30分ほど歩いて湿原が見えた
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そして、すぐ現れたクジャクチョウにびっくり!こんなことってあり?!
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そして、ワレモコウ群落の中にジャノメチョウが透き通る
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ミドリヒョウモンはあちこちに飛び交う~これはオス
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クジャクチョウもあちこちから現れてワクワクする~ロープが張ってあるのでうまく撮れない
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近くに来てくれた
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ミドリヒョウモンが近くに~ピントが難しい
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裏翅は黒色で、織物のような風格があるのだが、閉じることが少なく撮れない
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ミドリヒョウモンのメスか・・
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調べたらギンボシヒョウモンのようだ~初見で嬉しい
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ウメバチソウ
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そのウメバチソウの群落アリ~蝶がいたのは上部だけ~木道を歩く
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ハナイカリも随所に見られた
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追いかけてくれたの?
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エゾリンドウのようだ
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ここに来て、kazuさんと偶然会う
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結局kazuさん一人頂上に向かう~私はのんびりとお花畑の斜面で蝶を探すことにする
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アケボノソウが咲いていた
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お花畑になっている
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イチモンジセセリがいたよ
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ジャノメチョウは翅が傷んでいる
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モンキチョウ
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奥はマナスル山荘~kazuさんとの待ち合わせ場所
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ミドリヒョウモンのオス
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つづら折れに歩道がついている~山スキーで快適に滑走したことを思い出す
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キキョウは望遠で撮影
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ガスが出てきた~10:40
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おや?珍しいセセリチョウだ
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トリミングして拡大してみた
図鑑でもわからず、上村さんと回遊さんに問い合わせた~コキマダラセセリではないかと思うが写真では特定できないと言う~アカセセリ(絶滅危惧種)にも似る
図鑑によると触覚柄部がアカセセリは模様がないのに対し、コキマダラセセリは黒と黄色の縞模様があるという
上村さんに指摘されたり、回遊さんは裏翅の白斑紋サイズでそのメスではないかと言う、どうやらお二人の意見が一致したし、触覚柄部の模様が見える感じなので、はっきりと特定できたわけではないが、私はコキマダラセセリで落ち着いた
【もしわかる方がいたら教えてください】
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予定通り11時ごろマナスル山荘にてビーフカレーを食べてから下る~下りは私も登山道を歩くことにした
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落葉松林があった
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駐車場近くでも追っかけ~スジグロシロチョウ
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そして、ヒメキマダラヒカゲ~以前は箱根や北海道でも見たことがある
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ジャノメチョウ
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          【おまけ】
さて、ある場所にて白銀色の小さな蝶が飛翔していた~よく見るとなんと、ゴイシシジミだった~最近蝶仲間で話題に上がっていたものだ~グッドタイミング~それも10頭くらいは飛び交っていた~ササに付いたアブラムシを食べているようだった~ここでも興奮した
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アブラムシを食べている
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「フランス文学者の奥本大三郎さんにとって、最も古い記憶の一つが父親が捕まえてくれたトンボだという。逃げようとして、ぶるぶるともがいていたその虫のエメラルドグリーンの大きな目が、こちらをじっとにらんでいた▼『三歳の私はたちまち、一種、呪文をかけるような、虫の魔力にとらえられ、その世界に引き込まれてしまった』と自伝エッセー「蝶の唆え(ちょうのおしえ)」にある。・・・・・虫たちの世界に、宇宙を感じることがある。・・・野菜の花や茎に暮らす小さな小さな虫たちを見るとき。自分の遠近感が揺さぶられる気がする▼拡大鏡で昆虫を見る。その意味について、虫好きの解剖学者、養老孟司さんが『虫を百倍にするということは、世界を百倍にしたということなのである』と書いていた。大自然。気球環境。そんな言葉の重さを感じさせてくれる小さな命がある。」
【2020年9月5日朝日新聞天声人語から抜粋】
 

私はきょう、5日の朝いちばんに読んで目頭が熱くなった。蝶の世界を知るようになってから同じように感じてきたことが書かれていたからだ。もともと以前は保育士だったこともあって、子どもを取り巻く環境には関心があり、子どもたちを散歩させながら、野菜、花、生き物にも目を向けさせてきた。間違っていなかった。今特に思う。以前にも書いたかもしれないが、「エコロジスト」に対して、造語の「トコロジスト」と言う言葉がある。トコロ=場所、ジスト=専門家、だという。身の回りの自然をじっくり観察する。専門家ではないにしろ、蝶仲間では私たちはトコロジストだね、と笑いあったことがある。小さな生き物を大事にしないことは、どんなことにつながるのか。考えさせられることが多い。        


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この記事へのコメント

  • ikuko

    uconさん、ありがとうございます。
    クジャクチョウに会うために遠路をはるばる行くのも、実際に見たいからなので、叶えられてときめきました。瑠璃色の斑紋は大きな目玉にも見えます。外敵から身を守るためでしょうかね。
    蝶の世界を知ることができて、その奥深さにも驚いています。他の生き物もそうなんでしょうね。
    uconさんも野鳥の方は双眼鏡で楽しんでいますか~☆
    2020年09月11日 21:27
  • ucon

    クジャクチョウ、綺麗ですね、私も初めてみました。
    蝶の世界って広いな大きいな!
    2020年09月11日 09:29