巻機山(1564m峰まで) 山スキー

2016年3月8日(火)晴れのちガスのち小雨
kazu、ikuko
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1564m峰にて。それは突然だった。今までの真っ白なガスが薄紙をはがすようにして、前巻機山が立ち現れた。これからの舞台の幕が切って落とされたかのようだった。目の前の大きな山容に胸が高鳴った・・。陶然となった・・。しかし、きょうはこれまで。舞台に立つことはできない。ルートどりの失敗などがあり遅くなったので、この座席から観覧するのに留まった。それもしばらくするとガスで覆われてしまったのだが・・。
今季は雪が少なく、シューで歩くにも、スキーをやるにも神奈川から行かれる範囲で場所を選ぶのに悩む。こんなこと言ったら雪国の方には申し訳ないけれど・・。
先週も根子岳や四阿山を狙ったが、天気の悪さと雪の少なさに諦めざるを得なかった。今回は、巻機山なら重い雪ながら、下まで滑り降りてこられそうだとの情報で出かけてきた。大好きな巻機山。昨年の4月に滑走した喜びが忘れられない。しかし、今回はそうは簡単にいかなかった。昨年の登りルートは藪っぽく、その後のルート選びに失敗して目的地の山頂まで行かれず、下りはガスと雪の重さに加え、木立も密で滑るのには苦労した。

【7日】関越道・石打塩沢SA.泊
【8日】R291・冬道入口P.6:30-スキー担ぐ(H950mあたり)8:30-夏道合流・1128m・10:35(板をつける)-ガス出てくる11:05-1564m峰12:30~13:10-割引岳への分岐14:20-駐車場14:40
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【㊟について】H900mあたりから、寡雪のためか藪が多く西側の夏道に向かいたかった。私が作ったルートもGPSと地形図にそのように書いてきた。しかし、kazuさんのGPSには東側に道が書いてある。彼はそこに向かうと言う。私は疑問だったので抵抗したが、後でわかったのは10年位前の地形図にはほんとに書いてあり、以前は夏道だったのかもしれない。
この尾根は急坂で立木も密で大変苦労した。地形図を見ればクラクラするほどの急登だ。登ってみれば、沢登りでの巻き道を苦労しながらも楽しんでいるような感覚だった。実際、kazuさんは”たのしい♪”と言っているではないか。この失敗はよい学びになったが、やはり前巻機までは行きたかったな。滑降は無木立のそこからの方がずっと楽しいからね♪

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柔らかな雪の上を歩き始めてすぐに見えてきた、国境稜線と思われるたおやかな山容がその線を描く~そこからは清浄な空気が胸を抜けていくような気がする~広大な「越後山脈」の一角を成しているとも思えば気持ちも高揚する~
きょうは、駐車場で朝食を摂っていると、暗いうちから次々と車が停まり、仲間だろうか談笑が始まった~後で挨拶すると、長岡ナンバー車の若者ボーダーたち6人組だった~彼らはシューで先行し、最後まで会うことはなかった~

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最初の橋を渡ると、割引沢とヌクビ沢を分ける天狗岩が、その目立つ三角であたりを圧倒する~右に目を移せば巻機山方面が遥か彼方だ~

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     2つ目の橋からは米子沢の砂防堰堤がいくつも見える~雪解けの春を告げる音が大きく響く~

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             初めは順調だったが・・

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             昨年と同じルートだが、藪っぽくなる~こんな時、白い野兎が横切ったよ!

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             このあたりから冒頭に書いたように、東の尾根にツボ足で向かう~

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急登と密な立木に苦労する~柔らか雪とは言え、時には膝を没するラッセルをしてくれているkazuさんに感謝である~

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             意外と夢中になって楽しんでいる~ 

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  標高差150m余りを登るのに2時間もかかってしまう~ようやく楽な斜面になってきた~夏道との合流も近い~

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そして~米子沢源頭から本峰方面が見えた~後ろを振り返れば大源太や谷川方面が見えたのだろうが、この時は余裕がなかった~

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      進めば米子沢の展望地に変わる~滝が出ているのが見える~ホントに今年は暖冬のため寡雪だ~

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      また、板をつけて進む~kazuさんは雪庇近くを歩くので注意するが大丈夫と言っている~

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             私はブナ林に入る~

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             根開きしている一本をパチリ~

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             その落下したブナの実が入浴しているみたいにして沈んでいる~

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美しいブナ林に幽玄なミルキーのガスがかかってきた~この先は展望は望めそうにない~山の天気予報では午後3時くらいから崩れるとのことだった~その前兆か・・時刻を見て、1564m峰まで行くことに決める~

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         H1500mあたり~ブナ林を抜けるとますます先が見えなくなってきた~

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それは、何の前触れもなく訪れた~先行したkazuさんの座っている場所に追いつくと~真っ白な世界のカーテンが突然!切れ落ちた!~この想定外のステキな演出に私はア・ワ・ワ・・と呆然とするばかり~ようやく”前巻機だ!”との私の声に~

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          kazuさんも気づいて振り向く~

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          トップ写真と同じように撮ってくれた~左奥は本峰方面か~

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          割引岳もくっきり~

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前巻機をアップする~そのアプローチには雪煙が上がり、風が強そうだ~目視ではスノーシューの踏跡がジグザグを描いてはっきりと見てとれた~

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          ゆっくりと休んでから、シールを外し滑走に入る~重い雪だ~少し小雨がぱらついてきた~

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          スピードは出ないのだが~

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          重い雪に踵加重になり、ターンするのに力が入る~

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         私もスキー靴のおかげで滑らせてもらっている感じ・・

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          ツリーランなんて言ってられない~重い雪に必死だ~

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見通しが悪いので、何度もGPSで方向を確認する~それに、地形図を見れば滑りやすい所をみつけながら下っても、だいたいもと来た場所には戻れるはず、と確認する~しかし、私としては夏道を下ってみたかった~ 

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    立木が混んできた~夏道だと「井戸の壁」と言われる標高のあたりだ~やはり急坂に四苦八苦する~

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藪が出てきて難しいこと・・頭がその枝にぶつかることがあるので、ヘルメットを被っていると役に立つ~小雨が強くなってきた~途中で引き返して正解だった~

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             この斜面下も藪になり~

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  ようやく広場に出てホッとする~平坦になったので、踵をはずして歩くようにして滑る~とても楽だ~

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進んで振り返れば~ここは登りでも通過した場所だ~懐かしい気がしたのは、ここを左へ進めば割引沢へのルートだ~雪世界なので印象が違って見えた~

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             米子沢の橋を渡り~

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             無事、駐車場に戻った~

今回、登りの失敗はあったが、二人していい経験をしたね、と笑い合った。これも無事に戻れたから言えることだ。雪質によっては、滑落することもあるかもしれない。曖昧なルートどりは命取りになりかねないことを改めて感じた山行になった。体力の落ちてきている今、無理はできない。余裕のある計画を立てたいものだ。いつもそのつもりではいるが、好天に恵まれた山行をイメージしての計画も期待しすぎは禁物だ。さらに、いまさらのようだが計画でも現地でもパートナーとコミュニケーションをとりながら、考えて行動したい。



                         沢風に誘われて~ホーム





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